保護者のための英語学習ガイド
英語の音読で言葉が変わってしまう|読んだ文を本文と照らし合わせる|Protostar
音読が滑らかでも、dogとdogs、notの追加で意味が変わる。声に出した文と本文を並べ、文字と出来事を確かめる練習です。
音読は速く、文も滑らかにつながっている。でも本を見ながら聞くと、dogがdogsになっていたり、書かれていないnotが加わっていたりする。声に出した文と本文を並べると、どこで意味が変わったかをお子さん自身で見つける練習ができます。
本文と読んだ文を二行に並べる
本文は次の一文です。
The dog runs past the gate.
お子さんは、このように読みました。
The dogs run past the gate.
二行をそろえ、違うところを指してもらいます。dogにはsが加わり、runsからはsが抜けています。読んだ文も英文として成立しますが、本文とは犬の数が変わりました。滑らかさと、書かれた言葉に対応しているかを分けて確認できます。
「本文では犬は一匹? 何匹かいる?」と聞いてみましょう。dogは一匹、dogsは複数。指や細い紙を読んでいる場所に置き、本文の「The dog runs past the gate.」を読み直します。位置を確かめる助けは、安定して読めるようになったら少しずつ外します。
同じsでも、文の中で役割が違う
dogのsは複数を示します。runsのsは、この現在形の文で一匹の犬について書く動詞の形です。まず「一匹の犬が門を通り過ぎる」という意味を確認し、それぞれの位置を見ると分かりやすくなります。
違いを説明する英文は次の通りです。
The text says one dog runs past the gate. I added an s to “dog” and changed “runs” to “run” when I read it. I need to read the words on the page.
本文の意味、自分が変えた箇所、読み直すときの行動がつながっています。まだ英語で説明しにくければ、日本語で違いを言ってから、知っている英語で表すこともできます。毎回この説明を暗唱する必要はありません。
notを加えると、起きたことも変わる
別の本文は「The dog went through the gate.」。読んだ文が「The dog did not go through the gate.」になると、門を通ったかどうかが逆になります。
一つずつ読み、「犬は門を通った?」と確認します。どの言葉で答えが変わったかも聞いてみます。
The original sentence says the dog went through the gate. The other sentence says it did not. Adding ‘not’ changes the action.
本文を残しておくと、戻る場所が明確です。加わった言葉を音だけで確かめることに加え、出来事の意味も読み比べられます。
新しい文では、書かれた形を選ぶ
前の二組をしまい、新しい一文を渡します。
The dogs wait by the gate.
ここでは本文にdogsと書かれています。複数のsを見てから、自分で読みます。
This sentence is about more than one dog. The dogs are waiting by the gate.
もし「The dog waits by the gate」と読んだら、その文と本文を再び並べ、変わった箇所を探してもらいましょう。少し待つと、自分で本文に戻るかも見られます。前の例の答えを覚えるより、新しい文を確かめる行動が大切です。
正確さ、自然な読み方、理解を見る
練習するのは一、二文で十分です。変わりやすい位置を確かめたあと、文全体を自然な調子で読み直します。文字に対応しているか、意味に合う区切りがあるか、人物と動作を説明できるかを、それぞれ見てみましょう。
「また不注意だった」と評価するより、「dogの後にsはある?」と場所を示すと、次の行動が分かります。お子さんが自分で語尾やnotを探すようになったら、提示を減らし、少し長い文へ進めます。
言葉の置き換えも確認できます。「The dog waited outside the gate.」を「The dog waited by the gate.」と読むと、門の外という意味がそのまま伝わりません。outsideの示す位置を確かめ、本文に戻って一文を読み直します。
毎回一つの具体的な違いを記録すれば、次に見る点を絞れます。先に黙読して人物と動作を想像し、そのあと音読を聞く方法もあります。黙読では意味が分かり、音読だけが変わる場合と、黙読でも意味が難しい場合では、必要な助けが違います。
原文と短い音読を持って相談する
新しい単語の読み方がいくつも難しければ、文字と音の基礎を確認します。単語は読めるのに文が変わる場合は、文の文字と意味を照らし合わせる練習を考えます。短い音読と対応する本文を残すと、状況を具体的に伝えられます。
Protostarの読解コースでは、文字と音、語句の意味、初歩の理解から、本文の根拠や長い内容へと進みます。読む力に合う教材を使い、イギリス・アメリカ・カナダ・オーストラリア出身のネイティブ講師がオンラインで直接指導します。講師の平均指導経験は14年です。
動画の音楽について
Carefree — Kevin MacLeod (incompetech.com)。ライセンス: CC BY 4.0。音楽の出典:incompetech。
音楽の編集・ミキシング:Protostar