保護者のための英語学習ガイド

話せるのに英作文が最後まで書けない|出来事の順序を先に整理する|Protostar

口では最後まで話せるのに英作文は数文で止まる。博物館の例で、構想メモから始まり・行動・結末を三段落にまとめる過程を紹介します。

博物館から帰ったお子さんが、恐竜の大きさや、お母さんとはぐれたときのことを長く話してくれる。最後にどう会えたかも覚えているのに、英作文にすると「I went to the museum. I saw a dinosaur. It was big.」の三文で止まってしまう。そんな様子を見たことはありませんか。

口では続きが出ているので、「もう少し書いてみよう」と声をかけたくなります。ただ、それで恐竜の説明を一文足しても、出来事の後半はまだ紙に残っていません。まず話してくれた内容を並べ、始まりから結末まで置く場所を決めてみると、次に書く内容が見えやすくなります。博物館での出来事を例に、一つの短い物語が完成するところまで見てみましょう。

書いた三文と、話した出来事を比べる

例えば、話の中には「お母さんと博物館へ行った」「恐竜を見て立ち止まった」「振り返るとお母さんが見えなかった」「案内所で助けを求めた」「係の人が探してくれた」という出来事がありました。

一方、書いた三文は場所と恐竜の紹介までです。読者は、その日にどんなことが起き、どう終わったのかをまだ知りません。お子さんが続きまで口で説明できるなら、その材料を作文の中に置いていくことが次の課題になります。口でも結末が曖昧なら、先に「最後はどうなったの?」と尋ねて、経験を思い出すところから始められます。

最初の三文は残しておきます。「I went to the museum.」は場所を伝え、「I saw a dinosaur.」は立ち止まった理由につながります。その出発点から、次の出来事へ進めていきます。

結末まで置ける簡単な構想メモを作る

「最後は、どうやってお母さんに会えたの?」と聞くと、「案内所の人に言ったら、一緒に探してくれた」と答えたとします。その結末を先にメモすると、そこまでに伝えたい行動も整理できます。

物語の位置確かめたいことこの例の材料
始まりどこへ、誰と行った?博物館、お母さん、恐竜
変化何が起きた?振り返るとお母さんが見えない
行動どうした?案内所で助けを求めた
結果どう解決した?係の人が探してくれた
気持ちそのときどう感じた?ほっとした

各欄はキーワードだけでも十分です。まず慣れた言葉で内容を説明し、その後で英語の文にしていけます。欄の数と作文の段落数をそろえる必要もありません。この短い物語では、結果と気持ちを一つの段落にまとめると自然です。長めの作文なら、案内所まで歩いた様子や、その場で伝えた言葉を詳しく書く余地があります。

「見つかった」までの行動を一つ確かめる

結末が「I found my mum.」だけなら、「How did you find her?」と聞いてみます。係の人に頼んだという答えが出たら、その行動を加えます。また、「何を伝えたの?」という問いから、お母さんが見つからないことを説明した文にもつなげられます。

この例では、不安を感じたので案内所へ行き、係の人に事情を伝えました。出来事と行動のつながりが見えると、読者は結末まで追いやすくなります。お子さんが実際に話した材料を使い、まだ聞いていない行動を大人が付け足さないことも大切です。

同じ書き出しから、結末のある短い物語へ

I went to the museum with my mum. I stopped to look at a huge dinosaur skeleton.

When I turned around, I could not see her. I felt worried, so I went to the information desk. I told a member of staff that I could not find my mum.

The staff member helped me find her. I felt relieved when we were together again.

最初の段落は場所と恐竜、次の段落は変化と求めた助け、最後の段落は再会と気持ちを伝えています。「When I turned around」で場面が動き、「so」で気持ちと行動がつながりました。元の材料を使いながら、物語の最後まで書けています。

難しい単語を増やす前に、お子さん自身がこの内容を説明できるかを確かめてみてください。必要な語句を一緒に確認し、本人が書いたことと意味を結び付けて読めると、次の作文でも使いやすくなります。

完成したら、初めて読む人の目で確かめる

「博物館に行っていない人も、何が起きて、どう解決したか分かるかな?」と聞き、助けを求めた文と結果の文を指してもらいます。恐竜の説明が長くなった場合は、後半の出来事を伝える場所が残っているかも見られます。

次は、別の身近な経験で始まりと結末をメモしてから書いてみます。最初にどこまで自分で整理できたか、途中でどんな質問が必要だったかが、次の練習を考える手掛かりになります。

Protostarの英作文レッスンで取り組むこと

Protostarでは、文章の種類に応じた構成を学び、構想、執筆、feedbackを使った書き直しに取り組みます。今回のような出来事を順序立てる課題では、材料を整理して物語を書き、完成した作品から内容と組み立てを確認していきます。

レッスンはオンラインで、アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアのネイティブ講師が直接担当します。講師の平均指導経験は14年です。相談の際は、お子さんの学年と「口では最後まで話せるけれど、作文は書き出しで止まりやすい」といった様子を教えていただければ、現在の書く力から相談を始められます。

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