保護者のための英語学習ガイド
英作文を直しても、内容が伝わらない|出来事を補う修正と、英語を整える修正|Protostar
つづりや文法を直しても内容が伝わらないとき、出来事を補う修正と英語を整える修正を分ける。公園の体験を完成段落で比較します。
「作文を直してみよう」と伝えると、つづりや文法はすぐに直せる。でも、段落には「公園に行った、遊んだ、楽しかった」しか書かれていない。何をして、どんなことがあったのか、読む人にはまだ見えません。内容を加える手伝いをしたくても、親が物語を作ってしまわないかと迷うことがあります。
今回は何を直すかを、具体的に決めてみます。まず、出来事の中で書かれていない経過を補います。その後、文の時制や句読点を見直します。同じ作文でも、一回ごとの目標が分かると、問いかける場所と、本人に考えてもらう内容を選びやすくなります。
初稿から、分かることを確かめる
Yesterday I go to the park. We played. It was fun.
Yesterdayは時間、parkは場所を示しています。playedとfunから、遊んで楽しかったことも分かります。この材料は残せます。We playedのところでは、サッカーなのか、かくれんぼなのか、まだ分かりません。goをwentに直した後も、読む人は遊びの内容を知りたいでしょう。
初稿を左に置き、右には本人が話したことをメモしてみます。「何をして遊んだ?」と聞き、かくれんぼの話が出てきたら、そのときの出来事を聞きます。Benが滑り台の後ろに隠れたと言うなら、「どうやって見つけたの?」と続けられます。
読む人が知りたい経過を、一つずつ補う
この例では、最初に木の後ろを探したけれど見つからず、滑り台の後ろから笑い声が聞こえ、Benを見つけた、という話が出てきました。この経過があると、It was funにつながる具体的な出来事が見えてきます。
「What game did you play?」は遊びを、「How did you find Ben?」は発見までの経過を補う問いです。感覚、会話、形容詞を一度に全部加えようとせず、まず出来事が読めるようにします。公園の木の本数など、今回の発見に関係が薄い情報は、必要かどうかを選べます。
加える内容は、お子さんが話したことに合わせます。笑い声を聞いたのでなく、滑り台を回って見つけたなら、その行動を書きます。読む人に足りないところを見つけ、本人の経過を聞くことで、内容の選択を本人に残せます。
内容がそろったら、文の形を確かめる
かくれんぼをしたこと、探したこと、発見したことが書けたら、Yesterdayとgoを見ます。昨日の出来事として、時間の表し方がそろっているかを確認します。過去形を学んでいればwentに直し、まだなら単語の形を伝え、本人に文へ戻してもらいます。
文の始まりの大文字と、終わりの句点も読んで確かめます。この回は、読む人が文を追いやすくするための修正です。見直す途中で経過が一つ足りないと気づけば、内容に戻ることもできます。作品に合わせて行き来しながら整えます。
修正後の段落を、最後まで読む
Yesterday I went to the park with Ben. We played hide-and-seek. I looked behind the trees but could not find him. Then I heard him laughing behind the slide. I found him there, and we both laughed.
木の後ろを探す、見つからない、滑り台の後ろの笑い声を聞く、Benを見つける。読む人がこの順序を追えるようになりました。最後のboth laughedも、そのかくれんぼの楽しさにつながっています。最初の時間、場所、遊びの材料を残し、経過を加えています。
初稿、内容を補った稿、完成稿を並べる方法もあります。内容を補った稿では最初のgoを残し、完成稿でwentへ直すと、何を加え、どの語形を変えたかが見えます。実際の変更だけを色で示し、「出来事が分かるようになったのは、どの文?」「時間が合うようになったのは、どの言葉?」と聞けます。
「直して」を、読み手の質問に変える
次の作文では、「どうやって見つけたか、まだ分からない。ここにはどの行動を足せる?」と、一つの質問にしてみます。結末だけ答えた場合は、中間の行動を聞きます。経過がそろっていれば、本人が確認できる英語の形を一つ選べます。
加える文がある一方、繰り返しを減らす修正もあります。「公園は大きくて楽しかった」を何度も書いているなら、Benを見つけた経過に必要な文を残してみます。その場にいなかった人に読んでもらい、「誰が?」「どうして?」という質問が出るかを聞く方法もあります。
形容詞を加えたのに、まだ曖昧なとき
funをvery excitingに変えても、何をしたかが書かれていない場合があります。「楽しかった出来事が分かる文は、どれかな」と指してもらいましょう。この例なら、Benを見つけて二人で笑ったことが、感想の根拠になります。出来事が決まってから形容詞を選ぶと、段落の意味を保ちやすくなります。
Protostarの英作文レッスンでは、構想、執筆、feedbackを通じた修正を行い、内容、構成、文、表記などの必要を分けて扱います。イギリス、アメリカ、カナダ、オーストラリアのネイティブ講師がオンラインで直接指導し、講師の平均指導経験は14年です。
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動画の音楽について
Carefree — Kevin MacLeod (incompetech.com)。ライセンス: CC BY 4.0。音楽の出典:incompetech。
音楽の編集・ミキシング:Protostar