保護者のための英語学習ガイド
物語は書けるのに、意見文になると止まる|体験を「理由を支える例」に変える|Protostar
物語は書けても意見文で止まるとき、体験を理由を支える例へ変える。学校の花壇の提案で、目的、読み手、理由、具体例をつなげます。
英語で出来事を書く課題なら、FirstからFinallyまで書ける。ところが「学校に小さな花壇を作ることを提案しよう」という課題になると、月曜日に豆を植え、火曜日に水をやった話が続き、最後は「楽しかった」で終わってしまう。お子さんには単語も体験もあるのに、課題が変わると筆が止まることがあります。
豆を育てた体験は、今回も使えます。まず決めたいのは、読んだ人に何を考えてほしいかです。「小さな花壇を作ってほしい」という提案に合わせて、体験の中から役立つ部分を選びます。ここでは、出来事を書いた短い文章を、提案・理由・具体例がつながる文章へ変えてみます。
読んだ人に、何を決めてほしい?
課題は「Write to your headteacher to suggest a small school garden.」。最初にsuggestに注目して、「校長先生に、何をしてほしいのかな」と聞いてみます。答えが「豆を育てること」なら、学校に小さな花壇を作る提案なのか、自分たちの活動を報告するのかを、一緒に確かめます。
次は読む人の立場を考えます。校長先生には、花壇が学習にどう役立つか、どこに置いて誰が世話をするか、といった疑問もあるでしょう。短い文章では、説明できる理由を一つ選ぶと書き進めやすくなります。今回は「植物が育つ様子を観察すると、理科の内容を理解しやすくなる」を使います。
体験のどこが、理由を支える?
出来事を順に書くと、こうなります。
First, we put beans in soil. Then we watered them. A week later, we saw roots and leaves.
土に豆を植え、水をやり、一週間後に根と葉が見えた。ここから、「根と葉が出てくる様子を見て、何が分かった?」と聞いてみます。「理科の本で読んだ変化を、実際に見ることができた」という答えが出れば、その体験と学習の効果を結べます。
「楽しかった」と答えたときも、観察したことをもう少し聞いてみてください。楽しい活動は参加するきっかけになります。ただ、今回選んだ理由は理科の学習です。何を見て、どの説明が分かりやすくなったのかを書けば、理由を具体的に支えられます。
書く前に、四つの位置を用意する
「提案」「理由」「例」「最後のお願い」の四つを、短いメモにしてみます。提案はsmall school garden、理由はobserve how plants grow、例はroots and leaves appearedとscience bookの内容が結びついたことです。
水をやった話も、例の中に短く入れられます。毎日何時に鉢を見に行ったかは、今回の理由との関係を考えて選びます。体験をすべて書き写すより、理由の説明に役立つ部分を選ぶと、読み手が提案の意味を追いやすくなります。
一文ずつ指して、「この文を読むと、花壇を作る理由が分かるかな」と聞いてみるのもよい方法です。お子さん自身が材料を選ぶ練習になります。
提案と理由、具体例をつないだ完成文
I suggest starting a small school garden because it would help us learn how plants grow. In our bean-growing activity, we watered the beans and watched roots and leaves appear. Seeing these changes helped us understand what we had read in our science book. A small garden would let more classes learn in the same way. Please consider using a few pots to start.
最初の文で、小さな花壇と学習上の理由を伝えています。続く二文では、豆の根や葉を観察した経験が、理科の本の理解につながったことを説明しています。その学びをほかのクラスにも広げられると述べ、最後に「まずは幾つかの鉢から」という具体的なお願いを置きました。
正式な手紙が課題なら、宛名や結びを加え、指定された形式に整えます。提案を支える内容が決まっていると、手紙の形式にも中身を入れやすくなります。
同じ体験が、別の役割を持つ
最初の文章と完成文を並べて、「豆を育てた体験は、それぞれの文章でどんな役割をしている?」と聞いてみましょう。最初の文章では、活動の順序を伝えています。完成文では、植物の観察を通じて学べたことを示し、花壇を作る提案の理由を支えています。
次に「教室に読書コーナーを作ってほしい」という課題を試すなら、まず読み手に決めてほしいことを確認します。その上で、自分の読書体験のどの部分が理由に使えるかを考えます。「昨日、本を読みました」から話が続く場合は、その体験が読書コーナーの役立ち方を説明しているか、一緒に見直せます。
理由がまだ出てこないのか、理由はあるけれど例を選べないのか。この違いが分かると、次の練習も決めやすくなります。
理由と例が、同じことの繰り返しになるとき
「It helps us learn because we learn more」と書いたら、実際に観察した変化を一つ挙げてもらいます。根や葉が出てきたことは、読み手がイメージできる事実です。それによって理科の説明が分かった、と続ければ、理由に具体的な支えができます。
例を思い出せない場合は、説明できる体験がある理由を選び直す方法もあります。まず一つの理由を丁寧に書き、必要に応じて次の理由を加えていきます。
Protostarの英作文レッスンでは、物語や意見文など、文章の目的に応じた構成を学び、構想、執筆、feedbackを通じた修正に取り組みます。イギリス、アメリカ、カナダ、オーストラリアのネイティブ講師がオンラインで直接指導し、講師の平均指導経験は14年です。
お子さんの作文をもとに相談できます
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動画の音楽について
Carefree — Kevin MacLeod (incompetech.com)。ライセンス: CC BY 4.0。音楽の出典:incompetech。
音楽の編集・ミキシング:Protostar