保護者のための英語学習ガイド
子どもの英作文が単調なとき|一文に行動を加える書き直し|Protostar
「I was scared.」に行動を加える例で、具体的な質問と英作文の書き直しがどうつながるかを見ていきます。
子どもの英作文を読むと、どこへ行き、何をしたかは分かる。でも、いちばんドキッとした場面も「I was scared.」の一文で終わっている。「もう少し詳しく書いてみよう」と声をかけると、「何を書けばいいの?」と聞かれることがあります。
そんなときは、広げたい場面を一つ選び、そのときの行動を具体的に思い出すところから始められます。英語のライティングコースを検討している保護者の方にとっても、添削で何を練習できるかは気になる点でしょう。短い例を使って、質問への答えが書き直しにつながる過程を見てみましょう。
「怖かった」のあとに、どんな行動がありましたか?
例えば、こんな二文があったとします。
The dog ran away. I was scared.
犬が逃げて、怖かった。出来事と気持ちは伝わります。ここに、その直後の行動を加えると、場面が浮かびやすくなります。その場に立ち尽くしたのでしょうか。犬の名前を呼んだのでしょうか。追いかけたのでしょうか。
読む側は、文の短さや単語の易しさに目が向くかもしれません。scared を terrified に変えると、怖さの強さは変わります。場面の流れを伝えるには、そのとき何をしたかも手がかりになります。子どもの頭の中には動きのある場面が残っていても、原稿には気持ちを表す一語だけが書かれていることがあります。
一つの質問で、書く材料を取り出す
「I was scared.」を読んだら、こう聞いてみることができます。
What did you do when the dog ran away?
「犬が逃げたとき、何をしたの?」という質問です。子どもが次のように答えたら、その答えを文章に使えます。
I shouted his name and ran after him.
名前を大声で呼び、後を追いかけた。二つの行動が出てきました。その内容を元の文章に加えると、こうなります。
The dog ran away. I shouted his name and ran after him.
読者は、犬が逃げたあと、名前を呼びながら走る姿を思い浮かべられます。出来事と反応がつながり、一つの場面になりました。
ここで注目したいのは、加えた内容が生まれた過程です。原稿に関係する質問に答え、自分の言葉を文章に使っています。原稿、質問、書き直した文を並べると、今回何を練習したかが見えてきます。「犬をどう追いかけたかを書いた」と説明できるか、子どもに聞いてみるのもよいでしょう。
短い文章でも、必要な助けは違います
口では「名前を呼んで追いかけた」と詳しく話せても、英語で書こうとすると動詞が思い浮かばない子もいます。その場合は、考えている内容を英語の文にする練習が必要です。合う動詞を選び、過去形を使い、二つの動作をつなげていきます。
一方、「怖かった」ところまでしか思い出せず、そのときの行動がまだ整理できていない場合もあります。まず、その瞬間を順に思い出す時間を取れます。同じように短い原稿でも、つまずいている場所によって取り組み方が変わります。
コースを比較するときは、書く単語数とともに、子どもの説明や原稿から、どこに助けが必要かを確かめる過程にも注目してみてください。「口では詳しく話せるのに、英語で書くと一文になる」と伝えると、相談でも必要な練習を具体的に話しやすくなります。
一度書き直せたら、次の文章で同じ方法をどこまで使えるかも見ていけます。関連する行動を自分で選んで書き加えられたか。前の出来事とつながっているか。文字数に加えてこうした変化を確かめると、学んだ内容を理解しやすくなります。
大事な瞬間に、文章のスペースを使う
出来事を順番に並べた作文では、どの場面も同じくらいの長さになることがあります。朝ごはんを食べ、車に乗り、公園に着き、犬が逃げた。そのすべてが一文ずつだと、読み手はどこに注目すればよいか迷います。
「犬を見失いそうになった経験」が中心なら、犬が逃げた直後の反応をもう少し詳しく書けます。家を出る前に履いた靴など、その経験との関係が薄い内容は短くまとめられます。大事な瞬間に行動を加えると、そこまでの説明も、その場面へ読み手を導く役割を持ちます。
書き直した原稿を見るときは、加えた文の位置も確かめてみてください。直前の出来事とつながっているか。次に起きることを理解する助けになるか。そうして読むと、書き直した理由が分かります。
「I was scared.」のように気持ちを直接伝える文にも使い道があります。今回の例では、逃げた犬への反応を詳しく描くために行動を加えました。書きたい内容や文章の目的に合わせて、気持ちの文を残すこともできます。feedback も、その原稿で練習したい点に合わせて受けられると、次に取り組むことがはっきりします。
Protostar Writingで、考えを文章にして書き直す練習を
Protostarのライティングコースでは、WG1–WG4で文章の種類や構成を学び、それぞれの種類を3回の授業で練習します。考えを整理して書いたあと、feedback をもとに内容、表現、文法を見直す活動が学習に含まれます。レベルはライティング力に合わせて構成されています。
授業はオンラインで、アメリカ・イギリス・カナダ・オーストラリア出身のネイティブ講師がリアルタイムで担当します。講師の平均指導歴は14年で、学校での指導経験があります。同じ原稿を見ながら話し、伝えたいことを文章に加えていく過程を進められます。
原稿と書き直した文章があれば、相談の際に気になる点を教えてください。「出来事は書けるけれど、場面が浮かびにくい」「口では話せても文章が短くなる」といった説明で十分です。LINEで相談するから、現在のライティング力と必要な練習に合う学び方をご相談いただけます。
動画の音楽について
Carefree — Kevin MacLeod (incompetech.com)。ライセンス: CC BY 4.0。音楽の出典:incompetech。
音楽の編集・ミキシング:Protostar